サラリーマンが副業を始めるときにいろいろ迷うことがあると思います。
ついついおいしい話に乗ってしまいたくなると思いますが、
サラリーマンがやってはいけない副業はあります。
失敗する副業の条件とは、次の5つです。

  • 効率が悪いビジネス
  • 資産にならないビジネス
  • 在庫を抱えるビジネス
  • 収入が不定期なビジネス
  • 大きな資金が必要なビジネス

これらの条件にあてはまる副業は、
やらないようにしましょう。


この記事を読むと、
なぜこれらの条件にあてはまる副業をやってはいけないのか、
では、どのような条件なら良いのかが分かり、
これから副業を始める際の判断に迷いがなくなります。


では、それぞれについて解説していきます。

 

効率が悪いビジネス

利益率の低いビジネス

利益率

利益の低いビジネスあるいは利益率の低いビジネスはおススメしません。

サラリーマンが副業につかえる時間は限られているので、
利益率が低いビジネスは成功しないからです。

ビジネスの利益率は、
「利益率(%)=利益 ÷ 売上 × 100(%)」
で計算します。

例えば、10万円の売り上げで、利益1万円を得たとすると、
 1万円/10万円x100% 利益率10%
になります。

一方、100万円の売り上げで、利益1万円を得たとすると、
 1万円/100万円x100% 利益率1%
になります。

同じ1万円の利益を得るために10倍の売り上げが必要です。

つまり10倍の資金、10倍の労力が必要になります。

副業としては、リスクを最小限にするためにも、利益率の高いビジネスを選ぶ必要があります。

 

時給単価が低いビジネス

時給

 

時給単価が低いビジネスを選んではダメです。

サラリーマンが副業につかえる時間は限られているので、
時給単価が低いビジネスでは期待する収入が得られないからです。

例えば、同じ1万円の収入を得るのに、
100時間かかった場合と1時間では、
明らかに1時間で1万円の方が良いですよね。

 1時間1万円 : 時給換算1万円
 100時間1万円: 時給換算100円

時給換算1万円のビジネスであれば、10時間働けば10万円、
100時間働けば100万円収入を得られる可能性があるわけですから。

副業は効率重視のビジネスを選ぶ必要があります。

そうすれば、時間に余裕ができますし、
収入をもう少し増やしたいと思えば、
働く時間を増やせば良いことになります。

 

資産にならないビジネス

 

将来的に自分の資産にならないビジネスは
やるべきではありません。

資産にならなければ、いつまでたっても
単なる時間の切り売りになるからです。

つまり、稼ごうと思ったら、
同じことを永久に続けなければならないからです。

資産とはそれ自体がお金や価値を生んでくれるものです。

例えば、裕福な人が不動産や株を持っていれば、
本人は働かなくても家賃収入や配当金でお金を稼いでくれます。
(不動産や株をおすすめというわけではありません)

資産にならないビジネスとは、単純作業や肉体労働です。

例えばデータ入力やコンビニのアルバイトなどです。

データ入力やコンビニのアルバイトは、
やればやった分稼げますが、
だからといって自分のスキルアップや資産
にはなりません。

データ入力のスピードが早くなれば
スキルアップにはなるかもしれませんが、
だからと言ってそれが資産かと言えば違いますよね。

コンビニのアルバイトを長年続けて、
レジの技術が上がってもそれだけです。
将来的な資産にはなりません。

副業では資産にならないものはやるべきではありません。

副業で目指すべきものは、将来的に自分の資産になるものです。

 

在庫を持つビジネス

在庫

在庫を持つビジネスは副業にはあまりおススメできません。

一言で言えば、在庫リスクが大きくなるからです。

仕入れるために資金が必要になります。

仕入れてから販売し、
販売した後現金になるまでに時間がかかります。

直ぐに売れない場合は、
売れ残った不良在庫になるリスクがあります。

利益率が低いのもせどりや転売の現実ですね。

例えば、利益率が10%あるとしても、
10個のうち1個が売れなければ赤字になってしまいます。

計算上は利益が出ても、不良在庫が増えれば、資金が滞り、
黒字倒産のような状態になってしまいます。

事前リサーチで時間がかかり、
そのあとの仕入れにも時間がかかり、
売れた後の商品梱包や発送にもかなり手間がかかります。

私も物販をしたことがありますが、
1日10個も売れると梱包作業で夜寝る時間がありません。

サラリーマンが片手間にやるのには時間が足りません。

また、火災や水害、地震などの天災で
商品全てを失うリスクがあります。

在庫を持つビジネスはせどりや転売ですね。

在庫を持つビジネスはあまりオススメできません。

 

収入が不定期なビジネス

 

収入が不定期なビジネスは副業には向きません。

安定した収入でないと不安になるからです。

多少少なくても毎月安定した収入を得られるのが望ましいです。

たまに収入を得られても、収入の無い月が続くと不安になりますよね。

サラリーマンの良さは安定した収入なんですね。

サラリーマンは給料が安くても住宅ローンを借りられるのは、
安定した収入があるから金融機関から信用があるということです。

フリーランスになる人が困ることは、
・住宅ローンが借りにくくなること
・カードが作りにくくなること
なんですね。

その最大の理由が、フリーランスは収入が安定しない
と見られているからなんです。

だから多くの人はサラリーマンは、多少給料が低くても、
会社の信用を使えるという点でサラリーマン生活を選ぶんです。

副業も同じです。たまに、入ってくるお金よりは、
安定して入ってくるお金が望ましいです。

毎月安定的に収入が入ってくるビジネスがおすすめで。

 

大きな資金が必要なビジネス

お金

副業では大きな資金が必要なビジネスには
手を出してはいけません。

大きな資金が必要なビジネスはそれだけで
リスクになります。

例えば実店舗を構えてビジネスをしようと思えば
数百万円の資金が必要になります。

経営に失敗すれば、全て損失、場合によっては
借金を抱える可能性もあります。

そうなってしまっては本末転倒です。

ましてや借金してまでのビジネスは
リスクが大きすぎます。

先ずは、資金ゼロあるいは小資金(せいぜい月に数千円程度)、
借金なしで始められるビジネスに取り組むべきです。

 

まとめ

金色の豚

 

サラリーマンが副業で失敗する5つの条件を説明しました。

  • 効率が悪いビジネス
  • 資産にならないビジネス
  • 在庫を抱えるビジネス
  • 収入が不定期なビジネス
  • 大きな資金が必要なビジネス

サラリーマンが副業で失敗する時は、
これらの条件を無視している場合が非常に多いです。

副業を始める場合、あるいはすでに副業実践中の方は、
改めてこれら失敗する条件が含まれていないか
確認することをおすすめします。

もしどれかの条件が含まれている場合には、
その副業に手を出さない、
少し方向転換を考えた方が良いと思います。

なお、おススメの副業は別記事でご紹介します。